むし歯とは
2019年7月24日
こんにちは。
JR東日本・東京メトロの飯田橋駅から徒歩4分の、スマイル歯科・矯正歯科です。
同じような食事をして同じように歯を磨いていても、むし歯ができやすい人とできにくい人がいるのをご存知でしょうか?
こうした違いが起こる理由は、むし歯の原因を考えるとわかります。
今回はむし歯についてお話いたします。
むし歯は感染症です
お口の中にはさまざまな細菌が住みついています。むし歯は、こうした細菌の一部が引き起こす病気です。
むし歯菌は、私たちが食べたり飲んだりしたものに含まれている糖分をエサとして、ネバネバとした物質を作って歯の表面にくっついたり(歯垢)、歯垢の中で増殖したり酸を作り出します。歯の表面のエナメル質は、この酸によって溶けてしまいます。
この溶ける状態がずっと続くと、歯には穴があいてむし歯となるのです。
むし歯の初期ならもとに戻せることも
むし歯の初期段階では歯に穴はあいていませんが、歯の成分であるアパタイト結晶が少し崩れて、歯の表面が不透明な白い色となります。
この段階であれば、フッ素塗布やフッ素入り歯みがき剤で歯を磨くことで失われたミネラル成分を歯に取り込み、結晶の崩れを回復させて歯をもとの状態に戻すことができることがあります。
残念ながら、この初期段階に気づくことはほぼ難しいものです。定期的に歯科医院で検診を受けておけば、初期段階のうちにケアを行い、むし歯の進行を抑えやすくなります。
むし歯の3大原因
むし歯の発生を考えると、次の3つが揃うことでむし歯になることがわかります。
・むし歯を引き起こす細菌
・酸に溶けやすい歯の質
・お口の中の糖質
細菌が多かったり、歯質が弱かったり、常にお口の中に糖質が多い人ほどむし歯のリスクは高まります。
むし歯を食い止めるために
むし歯になりにくいお口になるために、次のことに注意しましょう。
・食べ物や飲み物を口にしたら歯を磨いてお口の細菌や食べかすを除去する
・ダラダラ食べたり甘いものを飲み続けたりしない
・歯質を強めることができるように、フッ素入りの歯みがき剤や洗口剤を使う
・初期段階で食い止められるように、歯科医院で定期検診を受ける
スマイル歯科・矯正歯科では、むし歯治療はもちろん定期検診などの予防にも力を入れています。ご一緒にむし歯を防ぎ、大切な歯の健康を守っていきましょう。