矯正治療は子どもの頃に受けるべき?
2021年6月15日
皆さんこんにちは。
スマイル歯科・矯正歯科です。
お子さんの歯並びの矯正について考えた時にいつ歯科医院に相談しようか迷ってしまうことは良くありますよね。そんな矯正歯科についてお話します。
矯正治療は、子どもが受ける小児矯正(第一期矯正+第二期矯正)と大人が受ける成人矯正の2つに分けることができます。
そして効率良く歯並びを改善するのであれば、小児矯正から開始した方が良いといえます。
今回はそんな小児矯正を受けるメリットをわかりやすく解説します。
大人が受ける矯正は、歯並びの乱れを治すことがメインとなり、骨格的な問題は手術でなければ治すことはできません。
一方、乳歯がまだ残っているような小児のうちに始める矯正(第一期矯正)は、成長期の骨の発育を利用して顎の骨の発育をコントロールすることができるので、骨格的な問題点をある程度改善していくことが可能です。
上下の顎のアンバランスが原因の上顎前突(出っ歯)や下顎前突(受け口)、顎の骨が小さく歯が大きいことによる叢生(でこぼこ)などがそれにあたります。
矯正治療を大人から受けるとなると、骨の成長が期待できないため抜歯が必要になるケースが多くなる傾向があります。
例えば顎の骨が小さいのに歯が大きいことで、でこぼこになってしまった場合、歯をきれいに並べるためには、抜歯をしてスペース不足を解消しなければなりません。
その点、小児のうちに始める矯正(第一期矯正)であれば、将来のスペース不足を予測して、顎の発育を促すことが可能です。
さまざまな矯正装置を使うことによって、顎の骨の幅を広げたり、前後的な長さを改善したりすることができます。
その結果、永久歯がはえそろった後に行う仕上げ矯正(第二期治療)で抜歯が不要となったり、仕上げ矯正そのものが不要となったりするのです。
もちろん、小児矯正を行っても将来抜歯が必要となるケースもありますので、あくまでケースバイケースといえます。
このように、矯正治療は多くのケースで子どもの頃に始めた方が良いといえます。
歯や顎だけでなく、全身の発育にも良い影響をもたらしますので、お子さまの歯並びが気になるという方は、いつでもお気軽にご相談ください。
矯正の専門家が丁寧にカウンセリングいたします。