【飯田橋の歯科】砂糖が原因?むし歯発生のメカニズムを解説
2024年6月20日
皆さんこんにちは。
スマイル歯科・矯正歯科です。
むし歯は、20歳以上の9割が経験したことのある国民病です。
「甘いものの食べすぎでむし歯になる」とは、誰でも一度は耳にしたことがあると思います。
しかし、本当に甘いものがむし歯の原因になるのでしょうか。
今回は、むし歯が発生するメカニズムを一緒にみていきましょう。
参照:厚生労働省|e-ヘルスネット(大人のむし歯の特徴と有病状況) >
砂糖はむし歯の原因になる?
砂糖はむし歯を引き起こす要素の一つにはなりますが、砂糖だけが原因ではありません。
むし歯は、むし歯菌と砂糖、そして時間の経過が組み合わさってできるのです。
むし歯菌は、「糖」を分解して、酸を作り出します。
歯の表面を覆うエナメル質は酸に弱く、この酸が歯を溶かすこと(脱灰)によって、むし歯へと発展していくのです。
しかし、お口の中は唾液によってむし歯菌から守られています。
食事の際に唾液が多く分泌されると、酸性によって傾いたお口の中は中性へと導かれます。
この作用のおかげで、酸による脱灰を防いでくれるのです。
また、唾液にはカルシウムやリン酸といったミネラルが含まれており、これらのミネラルが脱灰された歯を修復してくれます。
この作用を再石灰化といいます。
ところが、再石灰化が終わるまでに砂糖を含む飲食物を摂取すると、再石灰化よりも脱灰が勝ってしまい、むし歯へとつながるのです。
再石灰化は数時間かけて行われるため、食事のあとは歯を磨き、数時間は「糖」を摂取しないことにより、むし歯を予防することが可能です。
砂糖以外にも気をつけるべき食べもの
砂糖の主成分であるショ糖(スクロース)はむし歯菌のエサになりやすい糖類で、ほかにもグルコース、フルクトース、マルトース、ラクトースなどがむし歯リスクの高い糖類です。
グルコース(ブドウ糖)はお米、小麦、トウモロコシなどの穀類に多く含まれます。
フルクトース(果糖)は果物やはちみつに、マルトース(麦芽糖)は麦芽やサツマイモに、ラクトース(乳糖)は乳製品に含まれる糖類です。
これらの糖類を含む食べものはむし歯の原因になりやすいため、だらだらと長時間かけて食べ続けることを避けましょう。
参考:厚生労働省|e-ヘルスネット(う蝕の原因とならない代用甘味料の利用法) >
むし歯予防には食べたあとのケアが重要です
原因となる食べものの食べ方はもちろんですが、食後に丁寧な歯磨きを行い、食べかすや歯垢をしっかりと取り除くことで、むし歯になるリスクを減らすことができます。
飯田橋のスマイル歯科・矯正歯科では、PMTCという歯のクリーニングを行います。
プロによる専門的な歯のクリーニングによって、むし歯予防だけでなく、歯周病予防、歯の透明度の向上の効果まで期待できるのです。
定期的な歯医者のクリーニングで、お口の健康を保ちましょう。
当院は、JR飯田橋駅より徒歩4分の、通いやすい場所にあります。
ご予約は、24時間365日受付可能なWEB予約が便利です。