【飯田橋の歯医者】詰め物が変色してしまったら~原因と対策~
2024年11月5日
皆さんこんにちは。
スマイル歯科・矯正歯科です。
歯の詰め物は、種類によって次第に変色してしまうものがあります。
今回は、詰め物の変色の原因と対策についてお話しします。
詰め物の素材による変色の原因
歯の詰め物のうち、変色しやすいとされているのは「レジン」と「銀歯」です。
それぞれの変色の原因を見ていきましょう。
コンポジットレジン
コンポジットレジンは、保険適用の白いプラスチックの詰め物です。
保険診療で治療ができ、即日治療が可能なコンポジットレジンは、経年によって茶色く変色してきます。
変色のおもな原因は、以下のとおりです。
・レジン自体の経年劣化による膨張
・レジンの吸水性による飲食物の着色の浸透
・レジンの劣化によるヒビ・割れへの汚れの付着
・アルコールを摂取する場合、アルコールによる脱水作用
銀歯
銀歯も保険診療で対応できる詰め物で、コンポジットレジンと比べて強度があります。
銀歯は、銀歯の表面だけでなく、周囲の歯や歯ぐきにも黒い変色がみられます。
銀歯による変色の原因は、以下のとおりです。
・劣化による金属イオンの溶け出し(酸化・硫化)
・むし歯
銀歯は、銀だけで構成されているわけではなく、数種類の金属を使用した合金です。
経年によって金属が腐食して溶け出し、接している歯や歯ぐきにも変色(錆び)がおよびます。
むし歯が原因で変色してしまうのは、銀歯と歯の間にすき間が生じており、そのすき間部分からむし歯が広がってしまうのが原因です。
変色を防ぐにはどうすればよい?
変色の原因が着色やむし歯である場合は、毎日の丁寧な歯磨きと定期的な歯医者でのクリーニングによって、ある程度は防ぐことが可能です。
歯磨きをする際は、力を入れず、優しく磨きましょう。
強い力でゴシゴシ磨くと、レジンの場合は小さな傷が入るため、そこに着色や汚れがたまって変色の原因になります。
経年による変色を防ぐことは難しく、変色が気になる場合は詰め物を交換するか、変色しにくい素材を詰め物に選ぶ必要があります。
見た目も耐久性も、セラミックがおすすめです
変色しにくい代表的な素材は、セラミックです。
セラミックは歯科用の陶材が原料で、強度と審美性を兼ね備えた素材として注目されています。
傷がつきにくく、着色のような汚れも付着しにくいのが特徴です。
スマイル歯科・矯正歯科では、自然な美しさのオールセラミックや強度を誇るジルコニアなど、複数のセラミック素材を扱っています。
目的に応じてご提案いたしますので、変色しにくい詰め物をお探しの方は、お気軽にご相談ください。