【矯正治療】むし歯予防のための歯磨きの3つのコツとおすすめのグッズ
2024年3月7日
皆さんこんにちは。
スマイル歯科・矯正歯科です。
歯の表面に装置を貼り付ける「ワイヤー矯正」は、普段通りの歯磨きでは、むし歯の原因となる細菌のかたまりである「歯垢(プラーク)」を落としきれないことがあります。
なぜなら、歯の表面に矯正装置が付いているため、細かいすき間に歯ブラシの毛先が届かずに磨きにくいからです。
「矯正治療中もしっかりむし歯を予防したい」「矯正治療中も健康なお口で過ごしたい」という方は、歯磨きの方法をほんの少し工夫するだけで、むし歯の予防が可能ですので、ご安心ください。
今回は、ワイヤー矯正治療時の歯磨きのコツと、予防効果を高めるおすすめグッズを紹介します。
矯正治療中の歯磨きの3つのコツ
矯正治療中の歯磨きの3つのコツを紹介します。
1.歯ブラシの毛先を、歯と矯正装置の境目に45度の角度で当てる
2.ゴシゴシと力をいれて磨かない
3.歯間ブラシやワンタフトブラシを使用する
「矯正装置の周囲」「歯と歯の間」「歯と歯ぐきの境目」には、食べかすがたまります。
しっかり磨けていないと、細菌のかたまりである「歯垢(プラーク)」が増殖するのです。
1mgの歯垢のなかには、1億個もの細菌が存在していて、その中にはむし歯の原因菌となる細菌もいるため、食後にはしっかり歯磨きで落とすことが大切です。
(参考:厚生労働省e‐ヘルスネット_プラーク/歯垢 より) >
また、しっかり磨こうとして、ゴシゴシと力をいれて磨いていませんか?
そうすると、装置や歯ぐきを傷つけてしまいます。
ペンを持つように歯ブラシを軽く握り、歯1本1本を丁寧にやさしく磨きましょう。
このときに、歯ブラシの毛先が歯と矯正装置の接触点に「45度の角度」で当たるようにすると、効率よく磨けます。
「歯と歯の間」や「歯と歯ぐきの境目」は、歯ブラシの毛先がしっかり届かないため、「歯間ブラシ」や「ワンタフトブラシ」を使用して磨きましょう。
矯正治療中の歯磨きを快適にするおすすめのグッズ
矯正治療中のおすすめの歯磨きグッズをご紹介します。
・ワンタフトブラシ:「矯正装置の周囲」や「細かなすき間」を磨く
・歯間ブラシ :「歯と歯の間」「歯と歯ぐきの境目」「矯正装置の周囲」を磨く
・デンタルフロス :「歯と歯の間」「歯と歯ぐきの境目」を磨く
・谷型の歯ブラシ:矯正装置の上に、歯ブラシの中央部を当てて磨く
装置と歯の境目やワイヤーの裏側など、細かなすき間を磨くには、毛束がひとまとまりになった「ワンタフトブラシ」を使用すると効率よく磨けます。
普段からお使いの方もいらっしゃるかと思いますが、歯間ブラシやデンタルフロスは、矯正治療中も使用することが可能です。
また、歯ブラシの角度や細かなテクニックの実践が難しい場合は、歯ブラシのまん中に凹のある「谷型の歯ブラシ」で、歯磨きする方法もあります。
むし歯予防のために歯磨き方法を見直しましょう
矯正治療中も歯磨き方法を工夫したり、ご自分に合う歯磨きグッズを使用したりすれば、むし歯予防は可能です。
歯並びの状態によって、使いやすいグッズが異なるため、矯正治療を始めたら歯科医院で歯磨き指導を受けて、ご自分にぴったりの清掃グッズを見つけましょう。
飯田橋の歯科【スマイル歯科・矯正歯科】は、むし歯予防のための歯磨き指導を行っています。
「矯正治療中にしっかり磨けているか知りたい」「自分に合う歯磨きのグッズを教えて欲しい」という方は、お気軽にご相談ください。
歯磨き指導の際は、個室タイプの「診療室」や「メンテナンスルーム」で行いますので、人目を気にすることなくリラックスして受けられます。