■ 口臭のお悩み、ご相談ください
口臭の悩みを抱えている人は、近年増加しています。それに伴い口臭治療の認知度も高まりましたが、口臭のお悩みは、なかなか周りの人に打ち明けられないものです。
口臭が気になってる方は、当院までお気軽にご相談ください。一緒にお悩みを解決し、毎日を気持ちよく過ごしましょう。
■ 口臭の原因と背景
● 口臭測定器で口臭の原因やレベルをお調べします
AIとセンサーを組み合わせて口臭が測定できる口臭測定器を導入しています。
呼気の採取から測定結果まで1分と短時間で終わり、測定結果は数値化したグラフでご確認いただけます。
※口臭測定に当たっての注意事項
口臭測定器では、このVSCを測定して3種類の臭いの濃度を調べます。
硫化水素 (H2S) 生理的口臭の原因物質 (卵の腐ったような臭い) |
メチルメルカプタン (CH3SH) 歯周病患者から多く検出 (野菜や魚が腐ったような臭い) |
ジメチルサルファイド ([(CH3)2S]) 主に内臓疾患(糖尿病・肝硬変など)の疑い (青のりの臭い) |
測定結果
VSCレベル
嗅覚検査で一般的に使用されている「6段階臭気強度表示表」を参考に
VSCのレベルを0~4の5段階で表示します。
6段階臭気強度表示表 | 口臭測定器結果 | |
スコア | 判定基準 | VSCレベル |
0 | 喚覚閾値以上のにおいを感知しない(無臭) | レベル0 |
1 | やっと感知できるが、何のにおいかわからない(検知閾値) | |
2 | 何のにおいであるかわかる弱いにおい(認知閾値) | レベル1 |
3 | 用意に感知できるにおい | レベル2 |
4 | 我慢できる強いにおい | レベル3 |
5 | 我慢できない強烈なにおい | レベル4 |
● 生理的問題が原因のタイプ
真性口臭症 | 生理的口臭 | 原因疾患がなく、起床時や空腹時などに起こる口臭 | |
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病的口臭 | 口腔由来 | 舌苔・プラーク・歯周病などが由来 | |
全身由来 | 糖尿病、肝疾患、腎疾患、消化器疾患、耳鼻咽喉系疾患、呼吸器系疾患などの全身疾患が由来 | ||
仮性口臭症 | 社会的容認度を越える口臭は認められず、検査結果の説明などで「口臭がある」という訴えが改善される | ||
口臭恐怖症 | 仮性口臭症と同様に実際には口臭を認めないが、患者は口臭がないという検査結果を受け入れられず「口臭がある」と思い続ける状態 |
● 口の中の病気が原因のタイプ
口臭全体の8割は、衛生環境の悪化が原因です。特に就寝前の歯磨きを怠ると、強い口臭が発生しやすくなります。
歯周病や虫歯を歯科医院で治療すれば改善するので、早めの受診が大切です。
● 舌苔(ぜったい)が原因のタイプ
身体の不調や病気のバロメーターとなるのが、舌苔(ぜったい)です。
下の表面上に、こけ状のごみや細菌などのカスである舌苔が蓄積していきます。この舌苔が口臭の原因の一つとなることがあります。歯ブラシ時に舌もそっと磨く、舌用のクリーナーを使うなど、衛生的に保ちましょう。
● 他疾患が原因のタイプ
お口の臭いは、全身疾患に由来することがあります。以下に代表的でわかりやすいものを記載するので、参考になさってください。
※( )内はにおいの特徴
糖尿病(なんだか甘ずっぱい) |
腎臓病(アンモニア臭がすごい) |
呼吸器官の異常(肉が腐ったようだ) |
消化器官の異常(卵の腐ったようである) |
肝臓の疾患(ねずみのようなにおい) |
これら以外にも、耳鼻科疾患による蓄膿症(副鼻腔炎)などが考えられます。
全身疾患が原因の異臭は、鼻からの息で判断できることが多いです。正確な診断を期するためにも、耳鼻咽喉科や内科等、医師の診断をオススメします。
● 生理的問題が原因のタイプ
以下のような場合、誰でも一度は口臭を経験したことがあるかもしれません。このようなときの口臭は長時間続くものではなく、また日常生活の中で頻繁に起こりうることです。
空腹のとき(食事を抜くなど) |
緊張したとき |
朝起きてすぐのとき |
生理のときや妊娠時(女性特有の問題) |
一定の時間に食事を摂らなかったとき |
生活習慣の見直しなどをすることで、改善されることも多いです。
● 食べ物や嗜好品が原因のタイプ
食べ物や嗜好品は、口臭を発生させる原因の一つです。 このタイプの口臭には、2つの原因が考えられます。
・匂いの強いものを飲食した場合 キムチ、にんにく、ねぎ、お酒、にら、コーヒー等 |
・喫煙後 喫煙を続けている人の吐息が独特であることが多いのは、喫煙が原因だと考えられています。 |
■ 口臭を改善して、楽しい毎日を
口臭が気になってしまうと、大切な人との素敵な時間も、人前での会話も、落ち着かないことが多いです。
そんなときは、専門家による口臭検査の診察を検討していただければと思います。
なかなか相談できない口臭の問題も、専門家の立場から豊富な症例を元に、治療・対策を施します。